第3回 なとり共創ラボ開催

2025年9月21日(日)14:00~ 第3回目「なとり共創ラボ」を開催いたしました。

前回の共創ラボは「ビジョンの深堀 」でした。各チームが掲げた「ビジョン」の達成に向けて解決すべき「本質的課題」をワークショップで見つけ出しました。今回はそれら本質課題の解決アイデアを検討して、ビジネス作りへと進めていきます。

Aチーム

テーマ:子どもとコミュニティ

【理想の未来】
 子どもたちが残りたくなるような名取を作る
【チームビジョン】
 学生と大人をつなぐ場所を作る
【感動させたい相手】
野望を持つ学生、生徒
【ビジョン達成に向けた課題】
①物件所有者の理解、運用、資金
②出会いが無い。理解しようとする気持ちが必要
③愛があるか

【根本的課題】
ビジネスの検討が足りない状況
イニシャルコストは何とでもなるだろうという思いはありながら、ランニングを生み出せるビジネスアイデアが思いついていない状況。建物を管理するとして、スタッフは約1.5人工。月50万円の売上があれば運営可能と推計・・・それをどう生み出すかがこれからの課題。

Bチーム

テーマ:なとりの情報発信

【理想の未来】
 なとり市内外の方が自分の足で魅力を発掘していく
【チームビジョン】
 NATORING 発掘した魅力を共有できるようなまちづくり
【感動させたい相手】
名取市内外の方、観光客
【ビジョン達成に向けた課題】
①メディアに取り上げられるようなキッカケ作り
②LOVEボタン(市内に設置する物理的なボタン)など設置した際の利用メリットの作り方
③システムのバックデータとなる地域情報の集め方

【根本的課題】
魅力が何なのか、見いだせていない。名取市内外の方へニーズに沿った情報が届いていない。
アイデアは出ているものの、まだまだオリジナルにかけている。ペルソナがどうすれば喜ぶのか。ペルソナのどんなニーズを解消するのか。そもそもどんなニーズがあるのかを知り、それに沿ったサービスを深堀をしていきます。

Cチーム

テーマ:ウェルビーイング

【理想の未来】
ハッピーポイントで感謝が可視化される社会
【チームビジョン】
ハッピーポイントのやり取りが創る「やさしい社会」
【感動させたい相手】
ママ世代
【ビジョン達成に向けた課題】
①そもそも現代人には時間がない、人間関係
②感謝の可視化が難しい、場と時間がない
③企画者がいない(儲からない・参加の動機の訴求)

【根本課題】
助けて欲しい、助けたいのマッチング

サービスアイデアや推進方法などは少しずつではあるが、いくつかで出てきました!そこにどうハッピーポイントをマッチさせていき、収益化を考えていくのかがこれからの課題です。

Dチーム

テーマ:未来の教育

【理想の未来】
大人も子供も共に学び合い、主体的に新しい価値を創造する社会
【チームビジョン】
子供が社会と繋がれる場をつくり、体験からの学び新しい発見をする。機会を作る
【感動させたい相手】
将来の担い手
【ビジョン達成に向けた課題】
①失敗できる環境がない
(教育・機会・人)
②学びのおもしろさを育む
 機会がない
③つながるための接点や
 機会の減少

【根本課題】
考える力の低下/大人の育成が出来ていない

子どもたちはもちろんだが、支える大人たちがまずは学ぶ必要があるのではないか。という課題感から、創っていきたいサービスのイメージは完成。次回からはビジネス実装していく具体的なアイデアを出していきます。

Eチーム

テーマ:支え合う地域

【理想の未来】
災害の時や、平時でも何らかの問題が起きたときに、
様々な人や団体が協力して助け会える地域社会
【チームビジョン】
地域の中に、支え合いや連携をサポートする地域コーディネーターを育成する仕組みと、コーディネーター同士の緩やかなネットワークが出来ている
【感動させたい相手】
地域で何かやろうとしている人
【ビジョン達成に向けた課題】
①そもそも「地域コーディネーター」という発想がなかった
②本プロジェクトのイメージが明確でない
③身近な参考事例情報が少ない

【根本課題】
地域コーディネーターって?

解決したい課題は整理され、どうなったら解決できそうかの仮説は立ってきました。今後はこのサービスをどうやったら実現できるのか、サービス提供者の持続性をどのように作れるのかの構想をしていきます。

テーマ:支え合う地域

【理想の未来】
障害者をはじめとした、全てのしみんが生きがい・やりがいを感じ
安心して生活が出来る社会

【チームビジョン】
地域資源の最大活用

【感動させたい相手】
当事者

【ビジョン達成に向けた課題】
①:企業や福祉組織の人材不足
②:出勤のための移動手段不足
③:「合理的配慮」という言葉自体の普及

【根本課題】
障がい者自身で企業に対して自己PRする力が不足

作りたいサービスのイメージは固まった。大きなビジネスでなくても小さく継続できるも含め、どういった設計にできるかが今後の課題。

どのチームも本質的課題を意識することによって今までの「やりたかったこと」だけではなく、「どういうサービスが受け入れられるか」「サービス受給者はどうしてお金を払うのか」など視点を顧客視点に変化させて対話を続けました。その分サービスのアイデアを出すにあたって、苦労する場面もありましたし、まだまだ悩み途中ではありますが、分科会などを通して更に事業を具体化していきたいと思います。